木曜日, 2月 27, 2014

リアキャリパー入手。


オークションで、リアキャリパーを入手しました。FZ750のキャリパーということで、色が金色。私のSRXは、フロントをブレンボにしてあるので、同色となり良い感じかも~価格も110円プラス送料650円で落札できました。レストア時にリアキャリパーをO/Hしたのですが、程度があまりよくなく、缶スプレーで再塗装。シール類も限界でしたが、金欠のために難しく、何とかごまかして閉腹した次第でして好都合です。ただし今回のキャリパーは、ピストン径は不明だったので、あまりにも違いがある場合には取り付けをしない選択肢もあります。だって、今の状態で、まったく不満がなく、バランスを崩したいないもので。

他にも流用できるキャリパーは、マジェスティ、フロントキャリパー(方押し2ポット)なんかもあるみたいです。こちらも金色!





早速分解してゆきます。ピストンを取り外すには、エアーが必要になります。設備が無い場合、マスターシリンダー、ブレーキホースを車体から取り外して仮組みし、油圧にて分解する方法もあるとは思いますが、とても面倒な作業になると思います。
エアー圧を掛けると、ピストンが飛び出すので、鉛筆をはさんでおきます。バイクのキャリパーには、これがちょうどよいのです。




シールが固着して片方がどうしても外れません。もう片方が先に外れてしまいます。また、このキャリパーピストンは背が高く、ストロークがキャリパーの中心を越えてしまうので(ダストシールもあるので。)指で外せるくらいにならないと、外せにくそうです。キャリパーをセンター割りすれば良いのでしょうが、センターにあるシールが出ないメーカーもあるくらいなので、簡単には諦めたくなく、キャリパー固定ボルトを利用して、硬くないほうのピストンを固定します。これで出し入れを繰り返し、指で外れる状態へ。




シール類は、エアーで吹き飛ばして取り外します。精密ドライバー等で取り外しても問題ないとは思いますが、楽チンですよ~全体を水洗いして、シール溝を確認。程度は良さそうですが、竹串を使って溝の掃除を入念に行います。溝がさびてしまって、アルミの白錆が出てしまってる場合は、精密ドライバーなどで綺麗に取り除き、シリコングリス等で防錆しておきます。





竹串だけで、かなり綺麗になりました。かなり古い車体のキャリパーのはずなのですが、とても程度よく、シールも問題無さそう。普通は再使用しない部品なのですが、入念に掃除して、シリコングリスを塗りこんで組み立てます。




ピストンもとても綺麗で、ちょっと信じられないほどの程度です。こちらは金属研磨剤(ピカール)を使用して磨いてみました。

ピストンをキャリパーに組み込みますが、問題の無い場合、指で簡単にキャリパーに挿入できるはずです。