水曜日, 1月 17, 2007

相対的評価理論

ダリが嫌いである。だれがなんと言おうと嫌いである。万が一「ダリ展」に行く羽目にあっても、知り合いには悟られたくない。あの如何にも心理の具現表現を絵画に取り入れました的キャッチーな描写が恥ずかしい。「へぇ・・ダリ展行ったんだー」と言う言葉を聞くことは、私にとって屈辱以外の何者でもないのである。
年が明けて三日目にダリ展に行きました。三が日はさすがに空いてるであろうと踏んだのと、少々前に行った「エッシャー展」が思いのほか良かったからである。だまし絵作家程度に思っていた私が、思いのほかやられてしまって、帰りに本まで買ってくる始末なのでありました。
上野の美術館に着くと長蛇の列、2時間待ちである。さんざん薦めたカミさんも、さすがに閉口。「動物園にでも行って、その後もう一度来てみる?」「そしたら空いてるかもしれないし・・」
結果は散々、2時間半待ちにグレードアップ。美術館から出てくる人々の表情をみても、芳しいものではありません。どんなに良い絵でも、さすがにこれだけ待つとねぇ・・と言うことで、今回は帰路に着きました。そんな訳で、私のダリの評価「もっと嫌い」にグレードアップです。でも、次に来たときは、今度こそ!と思っています。

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