金曜日, 3月 20, 2015

チョイノリのエンジンを分解してみた(3)

エンジンの部品が届きましたので、早速組み立ててゆきます。その前にしたことは、バルブのする合わせ程度です。バルブの当たりの確認は、一般的に光明丹をオイルでといたものを使用しますが、案外あてにならないと私は思っているのです。バルブの傘を旋盤の生爪で軽くつぶし、真円度計で計測して問題のある程度にメタメタになっているのを確認した後、光明丹をごく薄く、限界まで薄く、均等に程よく、とても神経を使い塗り付けて、バルブシートに適切に押し当ててみた事がありますが、これがぜんぜん判断できないんですよ。そんなわけで、私はぜんぜん信用していません。前にネット上で、マジックインキでマーキングすると良いですよと、教えてもらったことがあります。これはなかなか調子が良いですね~でも今回は、面倒なので適当に済ませました。漏れちゃうと大変・・って、思うでしょ、でもバルブはピストン上昇による圧力でセルフシールですし、エンジン回転が速いので、意外と漏れてる暇なしなのです。


これ以上ないほどの簡単なエンジンなので、カムとのタイミングが合っていれば、何も問題なしです。これが有名な樹脂カムですね~(スプロケットの裏にカムがあります。スプロケットも樹脂製。)


数か所、SSTを使用しなければならないところがあるのですが、中古のチョイノリですと、車体よりSSTの方が高価になる場合があり、非常にシャクです。今回は、8mmのピン(ダウエルピンを使い、トルクレンチでしめてみました。50N・mのトルクでも、問題なくしめることができます。(ピンに当てているのは、メガネレンチです。)


これをロータの3か所ある穴の一番深く挿入できる部分にさして使います。モノタロウですと、100円以下で手に入ると思いますが、3000円以上でないと送料がかかるので注意!

モノタロウのダウエルピン

マイナス交差のC型を選んでくださいね。それでも入らない時は、紙やすりなどで細く削って調整してください。私の使ったピンは、7.93mmでなんとか挿入できました。

もう一か所のロータは、


SSTを作っちゃいました。でもこれも、トルクレンチのソケットを支点にして締め付ければ、棒状のもの先端に一か所、6,2mm程度の穴が開いていればことが足ります。ダウエルピンを使って締め付けた後なら気づいたのですが、普通に作ってしまいました。そんなこんなで、完成です。とりあえずきれいにしてバルブすり合わせした程度なので、ノーマルの普通のエンジンが出来た程度なのですが、これで通常のチョイノリの性能が確認できるようになりました。現在SSについているエンジンも40Kmほどは出るので、それほど調子が悪いわけではないのでしょうが、これと比べてどうなのか、気になるところです。早速週末載せてみようと思います。雨が降らないと良いのですが・・あと、花粉・・あぁ・・




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