部品の整備や磨きがだいぶ落ち着いてきましたので、フレームの入手です。そう、フレームがないと、一切の組み立てが出来ないので、仕方なく業者から高価なフレームを手に入れた次第です。このフレームは、本来と同じくSA10Jで、Gロックと言うヤマハの盗難防止システムが組み込まれていないもの、そして、初期型のフレームは、型式が違うので、それなりに入手に苦労しました。
入手したフレームは、悪くない程度でしたが、溶接部など若干のさびがあったので、黒のスプレーで補修しておきます。
それと、サブフレーム(エンジンマウント)がフレームと接触している箇所があるのですが、スプリングとエンジンマウントが擦れて、少しづつ削れてしまっています。ばね材とフレーム材ですからね・・フレームが負けて減ってしまいます。
こちらは、オリジナルの3000kのものなので、ほとんど擦れは見られません。恐らく、スプリングシート全面に減り跡が出るくらいには、受圧面積が大きくなるので、そこからの減りは減少して問題ないと思われますが、一応、スプリングシートをフレームより少しやわらかい材質で作り、対応しました。
S45C生材削りです。中心にグリスだまりを設けました。ここにグリスを詰めて置き、削れてくると、グリスも出てくるという寸法。 材質については、フレーム材がS45CまたはSCM435調質材を想定し、少し高度の低いものを選びました。
グリスは、カッパーグリスを選択しました。雨にも流れにくそう。
こんな感じでフレームと接触します。これで、純正の新品と同じ程度以上の耐久は確保されたと思われます。これで安心して組立が進められますね~